リオデジャネイロ植物園 (Jardim Botanico)を日本語で楽しむ方法
リオデジャネイロ植物園では絶滅危惧種を含むブラジル原生の植物や外国の植物が多種栽培されています。
ポルトガル王、ジョアン6世によって西インド諸島などから輸入されるスパイスの栽培のために、1808年に設立されました。1812年にはマカオから茶が運ばれ、その栽培のために中国人が雇われました。1822年のブラジル帝国の成立から一般公開が始まり、現在は12月25日と1月1日を除いて毎日公開されています。
約200年もの歴史を持つリオデジャネイロ植物園では、日本ではあまりみられないような熱帯植物を多く見ることができます。しかし、園内には説明掲示があまりなく、あったとしてもポルトガル語なので理解するのが難しいです。
そこで、パンフレットとホームぺージをもとに、日本語で見どころをまとめました。ただ歩いて散策するだけよりも、植物についての知識が少しでもあればより植物園を楽しむことができると思います。
英語またはポルトガル語のパンフレットはビジターセンターまたは入り口で手に入ります。
園内ガイド
1、Museu do Meio Ambiente:環境博物館
この博物館は、植物園が創立200周年を迎えた2008年に、「生物多様性の保全と人類と環境の関係における持続可能な方法の促進への意識を高めること」を目的に作られました。
●Biblioteca Barbosa:ボーボーザ・ホドリゲス図書館
1890年に作られたこの図書館は、ボーボーザ・ホドリゲスが植物園の園長を務めていた時に皇族から寄付された書物から始まりました。本、参考書、論文、学術雑誌そして16~20世紀にかけての4,000冊以上の珍しい書籍など、植物学や環境に関連する知識分野に特化した科学的、歴史的、文化的な書物が貯蔵されています。
2、Il putto col Delfino – Anjo com peixe:イルカと天使
イタリアのフィレンツェにあるアンドレオ・ヴェロッキオの作品の複製です。
3、Residência Pacheco Leão:パシェコ・レアオン宅
19世紀末に建てられたこの邸宅の最初の住居者は当事の植物園長ジョセ・フェリックス・ダ・クニャ・メンゼスでした。その後何度か改装工事が施され、現在では1915~1931年の間に住んでいた当事園長であり、博士・教師でもあったパシェコ・レアオンのものとして登録されており、環境教育サービスに利用されています。
4、Sede do Engenho Nossa Sra. da Conceição da Lagoa:サトウキビ園のファームハウス「ノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイサオン・ダ・ラゴア」
●Centro de Visitantes:ビジターセンター
ビジターセンターは1576年に建てられたと思われる昔のさとうきび農園「ノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイサオン・ダ・ラゴア」のメインのファームハウスに設置されており、展示・カフェ・土産物屋が併設されています。
5、Fonte Wallace:ワラセの水飲み場 / Mapa informativo:案内図
7つの水飲み場が園内に設置されています。
6、Ftruta-pão Artocarpus altilis (Parkinson ex F.A. Zorn) Folsberg :パンノキ
写真:ウィキペディア
7、Cactário:サボテン園
Jardim Sensorial :感覚の庭
様々な感触や香りの薬用植物や水中植物があり、点字の説明看板が設置されています。
Estátuas Ceres e Diana:セレスとダイアナの像
ギリシア神話の豊穣の女神セレスと狩猟・安産の女神ダイアナの大理石像。
8、Pau-brasil Paubrasilia echinata (Lam.) E. Gagnon, H.C. Lima & G.P Lewis (Leguminosae):ブラジルボク
ブラジルを象徴する木
9、Palmeira Imperial Ryostonea olerancea (Jacq.) O. F. Cook (Palmae):帝国ヤシの木
10、Busto e Brasão d. João:VI ジョアオ六世像と紋章
リオデジャネイロ植物園の創始者
●Cravo Syzygiun aromaticum (L.)Merrill et Perry (Myrtaceae):フトモモ科クローブ
●Cânfora Cinnamomum camphora(L.)Presl:クスノキ科クスノキ
11、Cascata Floresta Atlântica:大西洋森林の滝
●Caminho da Mata Atlântica:大西洋岸森林の道
●Palmito-jussara Euterpe edulis Mart. (Palmae):ヤシ科アッサイヤシ
12、Gruta Karl Glasl:カール・グラスルの岩屋
カール・グラスルは1863年から1883年にかけて、リオデジャネイロ植物園の園長を務めました。この岩屋は、シダやコケ、地衣類、アナナス類など多湿や岩場に生息する植物のために建設されました。傍には小さな池があり、スイレンやパピルスを見ることができます。
Mirante da Imprensa:インプレンサ展望所
20世紀半ばに建設された “植物園の展望所”は1998年に修復され、インプレンサ展望所という名前に変わりました。
13、Lago Frei Leandro:フレイ・レアンドロの池
●Victória Régia Victoria amazonica (Poepp.) J.E. Sowerby:オオオニバス
フレイ・レアンドロは植物園の初代園長でした。フレイ・レアンドロの池はオオオニバスの池として知られており、奴隷たちがスコップでこの池を掘るのを、今でも残っているジャカの木の下でフレイ・レアンドロは監督していました。
●Deusa Tétis:テティスの女神像
ギリシア神話の海の女神テティスの像
14、Busto Frei Leandro do Sacramento:フレイ・レアンドロ・ド・サクラメントの像
●Mesa do Imperador:皇帝の机
●Relógio de Sol:日時計
●Jaqueira Artocarpus heterophyllusLam. (Moraceae):クワ科パラミツ
●Eucalipto Eucalyptus robusta Sm. (Myrtaceae):フトモモ科オオバユーカリ
オオオニバスの池を掘った際に出た土で作られた丘の上からは植物園のパノラマビューを見ることができ、また、背後には巨大キリスト像とチジュカ国立公園を眺めることができます。丘の頂上には皇帝が来園した際の食事の場となった皇帝の机や、フレイ・レアンドロの胸像も設置されています。
15、Canela Cinnamomum verum J. Presl (Lauraceae):クスノキ科セイロンニッケイ
16、Estufa das plantas insetívoras:食虫植物の温室
17、Árvore do viajante Revenala madagascariensis Sonn. J.F.Gmel.(Strelitziaceae):ゴクラクチョウ科タビビトノキ
18、Jaqueira Antocarpus heterophyllusLam.(Moraceae):クワ科パラミツ
Bambu Bambusa tuldoides (Munro) Nakai (Gramineae):イネ科タケ
Coleção de Araceas:サトイモ科のコレクション
19、Castanha do Pará Bertholletia excelsa. & Bonql. (Lecythidaceae):ザガリバナ科ブラジルナッツ
Lichia Litchi chinensisSonn.(Sapindaceae):ムクロジ科ライチ
20、Museu Sítio Arqueológico Casa dos Pilões:水車小屋博物館と遺跡
ここではかつて水車の力を利用し、火薬の製造がおこなわれていました。ホドリゴ・デ・フレイタス湖の火薬工場の一部で、1808年にポルトガル王室がリオデジャネイロに到着した直後に、ジョン六世によって建設され、1822年以降はブラジルの火薬はすべてこの工場で作られるようになりました。火薬の製造には七つの工程はそれぞれ別々の作業場で行われており、一番危険な火薬の圧縮がこの水車小屋で行われていました。1831年に火薬工場が閉鎖されてからこの水車小屋は私邸になりました。1959年から植物園の一部になり何度も改装され、農業機械用の倉庫、種子貯蔵庫、住居、 ジェラルド・クーマン博士の研究所やクーマン植物博物館など様々な用途に使用されました。1984年には考古学研究によって本来の使用目的が解明され、新たに改装が始まりました。1994年に博物館は一般公開され、発見された道具や残存断片物は現在、常設展示されています。
21、Jardim Mexicano:メキシコ庭園
メキシコ庭園はブラジルとメキシコとの友好を記念して造られました。詩人アルフォンソ・レイエスはブラジルとメキシコの友好関係における最も重要な人物であり、両国の友好関係の象徴としてヒナゲシの花を選びました。庭園にはリュウゼツラン科、ヒガンバナ科、ユリ科の花があります。メキシコで最も有名な花はハツミドリ(アガベ・アッテヌアタ)で、その見た目からフォックステール・アガベとして知られており、花の部分は3m以上もの長さに達することもあります。これらは、サイザル麻として知られている長く絹のような繊維を抽出するために栽培され、紐や糸、生地、自動車のシートの裏地にも使用されています。他にも、紙やアルコールを作るためのパルプや、砂糖、蒸留酒を作ることもできる種もあります。また、葉の汁は虫よけとして使うこともできます。
フォックステールアガぺ↓
●Estátua Xochipilli:ショチピリ像
1935年にメキシコ政府から植物園に寄贈されました。アステカ神話の神さまで、愛、花、欲望、賭博、音楽、繁殖力と出産、喜び、罪、踊りの象徴です。彼の名前は “5つの花”を意味し、シンボルとして花を持っています。
●Memorial Tom Jobim:トムジョビン記念
ミュージシャンであり作曲家でもあるアントニオ・カルロス・ジョビンを称えて造られたト音記号を描いた金属の彫刻。
22、Aqueduto da Levada:レバダ水道橋
1853年に水路を管理し、植物園水をひくために造られました。煉瓦と石でできた3つの大きなアーチをもつ水道橋は1975年に初めて改修され、2005年に訪問者に開放されました。
23、Orquidário:ラン園
リオ植物園の最初の温室は八角形の木造で、1890年に造られました。当時、ラン園はいわゆる「屋内植物」を収容しており、新しいランコレクションは横にある別の温室で管理されていました。1930年代、大きな温室は英国の温室を模して鉄とガラスで改装されました。多くはブラジル種ですが、混合種や外来種も含め、現在では600種、3000株ものランが展示されています。ラン科は、2万種以上の種があり、地球のほとんどの部分に分布していますが、その大部分は熱帯地域にあります。ブラジルは多くの種のランを持つ国のひとつで、匹敵するのはコロンビアやエクアドルのみです。最近の研究では、ブラジルの領土に2,300種が存在することが示されています。
24、Presidênsia:邸宅
25、Bromeliário:パイナップル園
●usto Pio Correa:ピオ・コヘアの胸像
ポルトガルの自然植物学研究者マウエル・ピオ・コヘアの胸像
26、Centro de Pesquisas:研究センター
●Herbário:植物標本館
植物・菌類の標本が展示されています。1890年から採集が始められた標本は、現在では60万点にも及び、毎年2万点の新たな標本が追加されています。
27、Coleçâo de Plantas medicinais:薬草コレクション
●Pimenta do reino Piper nigrum L. (Piperacea):コショウ科コショウ
28、Portal e Ruínas da Antiga Fábrica de Pólvora:火薬工場の門と遺跡
植民地時代のポルトガル王冠の紋章は植物園の当初のランドマークであり、1808年に造られた古い火薬工場の門に今だに残されています。1831年に巨大な爆発が起こり、後には鯨の油で造られた壁のみが残りました。現在ここには薬草のコレクション、遊び場、カフェがあります。
●Mulher com Cornucópia:豊穣の角と女性…ギリシャ神話で豊穣の角(ほうじょうのつの)は商業・農業の豊かさの象徴とされています。
29、Aléia Barbosa Rodrigues:バーボーザ・ホドリゲス通り
植物園の一番の目玉がこのヤシの並木道です。1890~1909年にかけて植物園の園長を務めたバーボーサ・ホドリゲスにちなんでつけられたました。植えられているのはハボタンヤシで、ヤシ並木道として知られています。
30、Portal da Antiga Academia de Belas Artes:王立美術学校の門
1826年に開校された王立美術学校の一部でしたが、1938年に建物が崩壊。1940年に植物園で一部が再建されました。
31、Chafariz das Musas:ムーサたちの噴水
もともとラパ湖にあったムーサたちの像は、1905年に植物園に移されました。9柱いるムーサのうち、4柱の像があります。カリオペー…最年長の叙事詩のムーサは本を持っています。クレイオー…歴史のムーサはティアラを身に着け、手に羊皮紙を持っています。 エラトー、抒情詩のムーサはハープを演奏しています。最後に、タレイアは、ツタの冠をかぶり、道具を持っています。
32、Sumaúma Ceiba pentandra(L.) Gaertn. (Bombacaceae):パンヤ科カポック
高さ60メートル、直径210 cmに達する雄大な木で、長さ5メートルにもなる巨大な平板状の根をつくります。樹皮は灰色で、白またはピンク色の花は長さは3 cmに達します。果実は大きくカプセル形をしており、熟すと中から綿のような物質で包まれた種子が出てきます。7~8月にかけて花を咲かせ、10月に実がなります。成長が早く、100年以上生きることができる木です。
●Monumento Tom Jobim:トム・ジョビン記念碑
作曲家トム・ジョビンの記念碑。彼がインスピレーションを受けたお気に入りの場所のひとつがこの植物園です。
33、Aléia Frei Leandro:フレイ・レアンドロ通り
●Craveiros Syzygium aromaticum (L.) Merril et Perry (Myrtaceae):フトモモ科クローブ
1824年から1829年にかけて植物園の園長であった聖職者・自然学者であるフリアー・レアンドロ・ド・サクラメントにちなんで名づけられたクローブ並木道です。クローブはモルッカ諸島(インドネシア)から伝わり、古くから口臭対策に使用されています。紀元前三世紀の中国では、皇帝と話をする前にクローブを噛むことで敬意を表し、インドやペルシャでは媚薬とされていました。グローブの木材はとても質が良く、医療や料理、香水など幅広い分野で使用されています。
34、Busto Barbosa Rodrigues:バーボーサ・ホドリゲスの胸像
バーボーサ・ホドリゲスは1890~1909年にかけて植物園の園長を務めました。彼は植物学者でもあり、標本館を作ったり、植物の収集や園内の造園にも力を入れ、また、重要な著書も発行しました。
35、Busto Saint-Hilaire:サンティレール像
オーギュスタン・サンティレールはフランスのオルレアン生まれの作家・植物学者です。彼は1816年から1822年の間にブラジルの南や南東部の田舎を渡り歩き、当時のブラジルの伝統と社会的側面を記録し、自然の歴史と植物に大いに貢献しました。
36、Memorial Chico Mendes チコ・メンデス記念碑
アマゾン森林の保護者であり、ゴムの採取者である自然科学者チコ・メンデスを称え、この通りにはパラゴムノキが植えられています。
●Aléia das Seringueiras Hevea brasiliensis (Willd. ex A.Juss.) Müll.Arg.(Euphorbiaceae):トウダイグサ科パラゴムノキ通り
出典:Kew science
37、Aléia Barão de Capanema:カパネマ男爵の道…1903年に植物園園長を務めたギリェルメ・カパネマ男爵を称えて造られました。樹齢100年にもなる56本の彫刻のような幹を持つマンゴーの木が植えられています。
●Mangueiras Mangifera indica L.(Anacardiaceae):ウルシ科マンゴー
38、Bosque das Nações:国民の森
1992年にリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議・地球サミットの際に造られました。州長や海外の首脳・元首によってアマゾンの絶滅危惧植物が植えられました。
39、Estufa:温室
40、Roseiral Pedro Cachimbo:ペドロ・カシンボのバラ園
バラ科とアオイ科の植物が植えられています。1989年にここを手入れしていた庭師、ペドラ・カシンボのにちなんで名づけられました。
41、Evocação do Chafariz das marrecas:湿地の噴水の誘い
●Réplicas das esculturas Eco e Narciso:エコーとナルキッソスのレプリカ像
1992年にマラーズの噴水が作られ、そこにエコーとナルキッソスの彫刻を設置する予定でしたが、彫刻を保護・保存するためにバレンチン記念館に置かれることになり、噴水には鉄のレプリカが設置されました。
42、Aléia Campos Porto:カンポス・ポート通り
●Pau-mulato Calycophyllum spruceanum Benth. (Rubiaceae) アカネ科パウムラト
1889-1968にかけて園長をつとめたパウロ・カンポス・ポートにちなんで名づけられた、パウムラトの並木道です。パウムラトまたはムラテイロとよばれるこの木は、優雅でまっすぐな長い幹を持ち、30m以上の高さでのみ枝分かれしています。一年のうちのある時期になると、まるで磨かれたような滑らかに輝く茶色の樹皮を持ちます。冬になるとその樹皮は剥がれ落ち、そこに新たな緑色の樹皮を形成します。
43、Aléia Karl Glasl:カール・グラスル通り
●Andirobas Carapa guianensis Aubl. (Melaceae):センダン科クラブウッド
カール・グラスルはオーストリアのウィーン生まれで、1864年~1883年まで園長を務めました。この通りにはアマゾン熱帯雨林の原種であるクラブウッドが両脇に植えられています。花は黄色や赤色で、木は木工品に使用されています。種から抽出した油は、便秘薬の原料となります。右側の木の後ろの花壇には、バタフライと呼ばれるインド原産のユリ科の植物が植えられています。
44、Coleção de Palmeiras:ヤシの木コレクション
ヤシの木は数センチメートルから数メートルになるものまで3000種を超える植物の総称で、アマゾン熱帯林から国の最南端まで数百種が存在しており、ブラジルにとって重要な植物です。「パルメット」と呼ばれるコレクションは植物園をよく象徴しており、様々な通りや花壇に180種が分布しています。ヤシは観賞するだけではなく、ヨーロッパ人が到着する以前には食用や家の建設、財布や帽子に使用されており、近年ではヤシの実の油は環境に優しいバイオディーゼルとしても使用されるようになりました。
45、Região Amazônica:アマゾン園
●Lago das Pescadores:漁師の池…ブラジルの多種多様な生態系を表現することが植物園の目標のひとつであり、アマゾン熱帯雨林の原生植物であるオオオニバス、パラゴムノキ、ピーチパーム、アサイーパーム、カポックの樹木などが20世紀の初めに植えられました。漁師の池にはオオオニバスが展示されており、池のほとりの小島にはゴムの樹液採取者の小屋、漁師の彫刻があります。アマゾン熱帯雨林には、730万km²にもおよぶ世界最大の水域があり、アマゾン川の水量は世界最大で、長さは6400㎞とおそらく世界最長の川です。赤道森林は、世界最大の550万km2の敷地を持ち、地球上で比類のないレベルの生物多様性を保有しています。アマゾンには約140の言語を話す約200もの異なる民族が暮らしています。永続的に氾濫する地域にはイガポー林があり、オオオニバスやヤシの木などがあります。一時的に浸水する地域は低木の森林で、ゴムの木やクールバリルの種があります。アマゾンの熱帯雨林の約90%は乾燥した土地で、ブラジルナッツの木やマホガニーなどの種を伴う密集した森林で構成されています。
46、Jardim Japonês:日本庭園
典型的な日本の苗65種が寄贈されて1935年に日本庭園は造られ、1995年には日本の明仁天皇の娘、清子内親王によって再建されました。 日本文化は、盆栽、桜、椿、ツツジ、竹、砂と石による人工池と鯉などに代表されます。
47、Portão Principal:メインゲート
48、Aléia Custódio Serrão:クストージオ・セハオン通り(ホウガンノキ並木道)
アマゾン熱帯雨林に分布するホウガンノキの並木道です。ホウガンノキは高く伸びた幹に沿って花や果実がなります。その幹は硬く、花は甘い香りがします。この通りは二代目園長のフリアー・クストジオ・セラオンにちなんでつけられました。
●Abricó-de-macaco Couroupita guianensis Aubl.(Lecythidaceae):サガリバナ科ホウガンノキ
●Chá Camellia sinensis Kuntze (Theaceae):ツバキ科チャノキ
●Café Coffea arabica L. (Rubiaceae):アカネ科アラビアカコーヒーノキ
出典:SEED EMPIRE
49、Jardim Bíblico:聖書の庭
聖書に記述されている植物とともに、2005年のクリスマス間近に聖書の庭はオープンしました。聖書の中ではたくさんの植物が食用、薬用、観賞用またはシンボルとして使用されています。キリスト教やユダヤ教に関連深い植物が、一般名・学名とともにそれらが出てくる聖書の引用文とともに紹介されています。
51、Atelier Mestre Valentim:バレンチン氏のアトリエ
ミナスジェライス生まれの芸術家バレンチン・デ・フォンセーカ・エ・シルヴァ氏作の彫刻が展示されています。
植物園地図・英語版
開園情報
月曜日:12~18時
火~日曜日:8~18時
入場料:15レアル
ホームページ:http://www.jbrj.gov.br/
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