ブラジル人と日本人のブラジル国内での結婚~必要書類・手続き~

2018年5月4日

ブラジルで日本人とブラジル人が結婚する場合の手続き方法についてまとめました。

私も手続き前にインターネットでたくさん調べたのですが、実際やってみると違ったこともたくさんあったので、これから婚姻手続きをされる方の参考になればうれしいです。

ブラジルの結婚

ブラジルでの結婚は、日本のように書類を提出するだけでは終わりません。

まず書類を提出し、30~40日後に結婚式をしなければならないのです。

といっても、参列者をたくさん呼んだり、披露宴をしなければいけないのではなく、必要なのは誓いの儀式です。

必要書類(日本人)

日本人の私が必要だった書類です。ブラジル人の必要書類はここでは省略します。

●戸籍謄本(抄本)原本とコピー

●戸籍謄本(抄本)のポルトガル語翻訳の原本とコピー

●パスポート原本

●パスポートの写真ページ&ビザページのコピー

●パスポート写真ページのポルトガル語翻訳の原本とコピー

●婚姻要件具備証明書、原本とコピー

※すべてのコピーはコピー認証が必要です。パスポートの写真のページと戸籍謄本(抄本)の原本もコピー認証するように結婚手続きをする公証役場に言われたのですが、コピー認証をする交渉役場では、ポルトガル語のものしか法律上コピー認証はできないといわれました。

申請時には書類原本とコピーの両方が必要です。原本は返却されます。

戸籍謄本(抄本)

戸籍謄本(抄本)は日本国内でしか発行できません。私は家族に市役所に発行に行ってもらい、タイミングよくブラジルにくる友達がいたので持ってきてもらいました。

戸籍謄本でも戸籍抄本でもどちらでもいのですが、戸籍抄本をお勧めします。戸籍謄本には家族全員(両親兄弟)の名前や出生場所がすべて記載されているので、かなりのボリュームになってしまい、翻訳に費用と時間がかかってしまいます。

発行した戸籍謄本(抄本)は、外務省(東京)または出張所(大阪)でアポスティーユ認証してもらわなければなりません。

戸籍謄本の発行からアポスティーユ取得をしてブラジルまで郵送してくれる代行会社もあるので、知り合いに頼むことができなくても大丈夫です。(それなりの料金がかかりますが。)

また、この戸籍謄本は海外の書類なので『títulos e documentos』(タイトルと文書)という登録をしなければなりません。この登録をすることで、その文書が本物だと証明できるそうです。

本物だと証明するためにアポスティーユがあるのでは?と思いましたが、どうやらこの登録も必要だそうです。

婚姻要件具備証明書

日本の法務局でも発行してもらえますが、現地ブラジルの日本領事館で発行することをお勧めします。ポルトガル語で発行されるので、翻訳の必要がありません。

申請方法はこちら→結婚要件具備証明書の申請方法【リオデジャネイロ】

手続き

手続きは新郎・新婦のどちらかが住んでいる地域のCartorio(公証役場)で行います。

手続きする公証役場によって必要書類・手順が異なる場合があるので注意が必要です。

まず、申請時には証人2人を連れて行かなければなりません。また、新郎または新婦がポルトガル語を理解できない場合は翻訳者も必要だと言われました。

私はポルトガル語はほとんど話せませんが、彼が私に英語で翻訳してくれるから翻訳者は必要ないと思いました。しかし、資格のある翻訳者でなければならないらしく、書類の翻訳を依頼した翻訳者に来てもらうことにしました。

重要事項としては、結婚前に持っていた財産をそれぞれ個人のものとするか、2人のものとするかえを選ばなければいけませんでした。一般的には結婚前の財産は個人のものとすることが多いそうなので、私たちもそうすることにしました。

サイン認証について

申込書に住所などを書いて、新郎新婦・証人2人のサインを書きます。

そして、そのサインが本物だと証明する『サイン認証』を、別の公証役場でしなければなりません。

もしも事前に申込書の入手が可能で、サイン認証を先にすませておけるならその方がスムーズです。

私たちは結婚手続きをする公証役場と、サイン認証をする公証役場が同じビルにあったのですぐに行くことができましたが、いつもそうだとは限りません。

サイン登録について

サイン認証をするためにはそもそも自分のサインを登録しておかなければなりません。

普通のブラジル人であれば、みんなサイン登録をしているはずですが、私は外国人でブラジルに来たばかりなので、サイン登録をしていませんでした。

サイン登録自体はこのサイン認証&コピー認証ができる公証役場ですぐにできるのですが、そのためにCPF(Cadastro de Pessoas Física)という、日本のマイナンバーのような個人番号が必要になります。

このCPFを取得するためには郵便局で手続きして税務局で受け取らなければならず、時間と手間がかかります。事前に必ず済ませておいてください。

※結局は、日本人である私のサイン登録は必要ありませんでした。

私たちの失敗

私たちは必要書類をよく確認しておらず、当日になって申請時に証人の立ち合いが必要であることに気づきました。

慌てて彼の知り合いに頼んで来てもらうことができたのですが、到着してからその証人の身分証明書をコピーしてコピー認証をしたり、申し込み書にサインをしてもらってサイン認証をしたりとかなり手続きに時間がかかりました。

また、私は自分が必要な書類のみ何度も確認してそろえたのですが、彼が当日になって出生証明書の原本がない!と言い出したのです。

どうして事前に確認しておかないのか…これがブラジル人です。

自分の書類だけでなく、相手の書類も事前に必ず確認しておきましょう。

また、私はサイン登録をしていなかったので、サイン認証をすることもできませんでした。

戸籍謄本をtítulos e documentosに登録しなければならないこともどこにも書いてなかったし、私も彼も知りませんでした。

結局、私のサイン認証と戸籍謄本の登録、彼の出生証明書の原本が足りませんでしたが、後日持参すれば良いということで申請することはできました。

書類が足りないのに申請ができるなんて日本では考えられませんが、これがブラジルだそうです。

費用

戸籍謄本発行 450円

戸籍謄本&パスポートの翻訳 580レアル

コピー・コピー認証・サイン認証 222レアル

翻訳者同行(3時間) 300レアル

婚姻申請費用 583レアル

合計 1685レアル+450円≒55,000円

まとめ

書類申請日から平均45日間待ち、申請が受理されると結婚式をあげて、めでたく正式な夫婦となることができます。

すべての手続きが完了するまで、長ければ90日間かかることもあるので、結婚したい日の約3ヵ月前に手続きを開始するのがいいそうです。

日本と違ってお金も時間もかかるブラジルの婚姻手続きですが、頑張りましょう!