カラフルな階段アート!セラロン階段への行き方

2018年4月6日

セラロン階段とは

セラロン階段は、リオデジャネイロのラパからサンタ・テレサへと続く、セラミックや鏡などで飾られたカラフルな215段・125mの階段です。

1990年、チリ出身のアーティスト、セラロンは家の前の階段を青・赤・緑などのブラジルの国旗色に彩ることから始めました。初めは遊び心で始めたセラロンでしたが、すぐに夢中になり、貧しかった彼は自身の絵画を販売し、その制作費用にあてていました。

この階段には世界60ヶ国以上から集められた2000以上のタイルが使用されています。もともとはゴミ捨て場から集めてきたものを使っていましたが、有名になり始めてからは世界中の観光客から寄付されたタイルを使用するようになりました。

10年もたたないうちにすべての階段にタイルを張り終えましたが、彼は「このアートは決して完成することがない、終わるときは私が死ぬ時だ」と考えており、定期的にリニューアルしていました。

2013年1月に、セラロンはこの階段で亡くなっていところを発見され、23年間に及ぶ階段アートに幕を閉じました。


出展:OBVIOUS

行き方

地下鉄のシネランディア(Cinelândia)駅を出て、パセイオ通りを公園を左手に見ながら進んでいきます。5分ほどで大通りに出るので道を渡り、「Cecília Meireles room」という白い建物の左側の細い道路を5分ほど進むと突き当りがセラロン階段です。

周囲にはいくつかバス停もあるので、バスで行くこともできます。

まとめ

セラロンがブラジルでの人生を費やして作成したセラロン階段。近くには水道橋やサンタ・テレサ、リオデジャネイロ大聖堂などの観光スポットが集まっているので、一緒に見て回るといいでしょう。