変な顔の石像がいっぱい!コロンビアの世界遺産サン・アグスティン考古公園

2018年4月6日

サン・アグスティン遺跡群とは

首都ボゴタから南西約350㎞、標高1200m~2000mの山岳地帯500㎢の範囲に点在するサン・アグスティン考古遺跡群は、主な遺跡だけでも30ヶ所ほどあり、南米最大規模の遺跡となっています。

このうち、サン・アグスティン考古公園、ラス・ピエドラスの丘、ロス・イドロスの丘の3つが1995年に世界文化遺産に登録されました。

これらの遺跡は紀元前500年~14世紀ごろにかけて発展した北部アンデス民族によって築かれたと考えられています。

何があるの?

最も特徴的なのは、人物像や半獣半人、蛇、ワニ、トカゲ、カエル、猛禽類などが彫られた石像で、周辺地域で約600体ほど見つかっています。

これらは宗教的な目的で作られたと考えられています。

また、古墳のような埋葬施設も40ヶ所ほど見つかっており、裕福な貴族や身分の高い人物が住んでたとみられる住居の跡も残されています。

   

いつ作られた?

紀元前10~紀元14世紀ごろにかけて発展した文化だと考えられています。

18~19世紀に発見されましたが、20世紀になってこの遺跡の重要性が見直され保護されるまでに、コレクターや盗人によって荒らされ、海外に持ち出されたものも多数あります。

楽しみ方

サン・アグスティン考古公園はバスで

メインの遺跡、サン・アグスティン考古公園は市内から3.5㎞ほどの距離にあり、バスで行くことができます。

この公園だけでもとても広く、全部見て周ると3時間ほどかかります。市街を見渡せる丘や、ゆっくり休憩できる野原、食事がとれるお店、お土産物屋さんもあります。

たくさんの石像や古墳をみることができますが、おススメは案内ガイドを雇うことです。ただ見て周るだけでも面白いですが、ガイドの説明がないとそれらはただの穴や石像です。

ガイドの説明を聞いて初めてそれらが作られた意味・歴史が分かります。
ガイドは公園の入り口で観光客を待っています。1グループCOP80,000が目安です。

しかし、英語が話せるガイドがいるとは限らないので、事前にツアー会社で通訳を頼む方がいいかもしれません。

入園料:COP25,000

  

ジープツアーで北東部の遺跡へ

残りの2つの世界遺産、ラス・ピエドラス考古公園とアルト・イドロス考古公園は、サン・アグスティンから離れているので、ジープツアーに参加していきましょう。

上記の公園以外にも、周辺の観光スポット、エル・エストレーチョ、ボルドネスの滝、モルティーニョの滝等に訪れることができます。

  

 乗馬ツアーで北西部の遺跡へ

ラ・ペロタ、エル・プルタル、ラ・チャキラ、エル・タブロンなどの遺跡に行くことができます。馬はゆっくりと歩いてくれるので、初心者でも楽しむことができます。

行き方

空路で

最寄りの空港はポパヤンのギジェルモ・レオン・バレンシア空港です。コロンビアの首都、ボゴタから1時間10分~1時間40分です。
ポパヤンからサン・アグスティンは陸路のみです。バスで4時間ほどかかります。

陸路で

ボゴタから

ボゴタからサン・アグスティンへのバスも出ています。
COP65,000~/約9時間。
こちらで確認できます→busbud

エクアドルから

エクアドルから陸路であれば、キト→トゥルカン→イピアレス→ポパヤン→サン・アグスティンと乗換えが何度も必要です。約20時間。

まとめ

とってもキュートで不気味で面白い石像をたくさん見ることができます。

あなたのお気に入りの一体を見つけてください。

地図