ブラジルから日本への荷物の送り方・送料【郵便局(Correio)】

2023年12月19日

ブラジルは日本から最も遠い国のひとつです。そんなブラジルから日本への荷物を送るといくらぐらいかかるのでしょう?

郵便局からの発送方法と種類・料金をまとめました。

送り方の種類

ブラジルから日本への荷物の送り方は3つあります。(2023年5月21日現在のレート)

送り方 配達日数 賠償額 重量限度 料金例 日本円 追跡
①Expresso 7~11日 R$200 30㎏ R$423.80 ¥11,700
②Standard 12~16日 R$100 30㎏ R$339.05 ¥9,360
③Econômico 18~22日 R$50 2㎏ R$243.30 ¥6,720

※料金例はリオデジャネイロから東京へ2㎏の箱を送る場合です。

※※賠償額とは損害があったときに保障される限度額です。それ以上の保障を希望する場合は、追加料金がかかります。

参照:ブラジル郵便局公式サイト

①Expresso

Expresso(エスプレッソ)(旧EMS)は一番高いですが、早く届く発送方法です。

配達日数は7~11日で、重量は30㎏です。

賠償額は200レアル、申告価格の1.5%の追加料金で最高10.000USドルまで引き上げることができます。

7~11日で到着となっていますが関税手続きに時間がかかることがあり、実際は7~13日、平均9日ほどで到着します。

②Standard

Standard(スタンダード)(旧Economica)は2㎏以上の荷物を送る場合に最も安い方法です。

配達日数は12~16日で、重量限度は30㎏です。

賠償額は100レアルまでで、申告価格の2%の追加料金で最高5.000USドルまで引き上げることができます。

12~16日で到着となっていますが、実際には8~20日で到着しています。

③Econômico

Econômico(エコノミコ)(旧Leve)は2㎏以内の軽い荷物を送る場合に最も安い方法です。

配達日数は18~22日、重量限度が2㎏で、賠償額は50レアルまでです。

配達日数は18~22日となっていますが、実際は9~22日で到着します。

この発送方法は賠償額を引き上げることができませんので、大切な荷物を送る場合はおすすめしません。

料金表

料金は重量で決まります。(通貨:レアル)

 ~500g 501g~1000g 1001g~1500g 1501~2000g 2001~2500g
Expresso 358.10 379.85 401.65 423.8 445.55
STANDARD 286.45 303.90 321.40 339.05 356.50
ECONOMICO 186.70 198.15 209.55 243.30 ×

料金計算

こちらのサイトで料金計算ができます。
https://apps2.correios.com.br/efi/app/simulaPrecoPrazoInternacional/index.php

●Tipo de Encomenda…荷物の種類
◎Documento(書類)
◎Mercadoria(書類以外)

●CEP…発送元の郵便番号
◎例えばリオデジャネイロの日本領事館なら22210-901です。

●País de destino…受取国
◎JAPAO(日本)を選びます。

●Cidade de destino…受け取り先の市町村

●Formato embalagem:…梱包種類
◎Caixa/pacote…箱
◎Envelope…封筒
◎Rolo…筒

●Comprimento(cm)…横幅(cm)

●Largura(cm)…縦幅(cm)

●Altura(cm)…高さ(cm)

●Diâmetro(cm)…直径(cm)

●Peso (g)…重量(グラム)

送り方

準備

●送る荷物の表面に送り先の住所を、底面に自分の住所を書いておく。
宛先はローマ字と日本語を併記することをお勧めします。

●以下のことを聞かれるので、紙に書いておくとスムーズに手続きができます。

送り方の種類、送り主のCPF・電話番号・メールアドレス、受取人の電話番号、送る物の内容・価格・個数、『Gift』であるということ(Giftにすると税関にひっかかりにくいらしい)、追加保障の希望有無

一度発送すると情報が登録されるので、次回からはCPFを伝えるだけで大丈夫です。

●支払いは郵便局によって現金かデビットカードのみの所と、クレジットカードが使える所があります。

場所:Correio(郵便局)

『Correio』とは郵便局のことで、街のいたるところにあります。グーグルマップで『Correio』と検索すれば、最寄りの郵便局が見つかります。

場所によって営業時間が異なりますが、基本的に土日は休みです。

郵便局によって、番号札をとって呼ばれるのを待つところと順番に並んで待つところがあります。

番号札をとる場合は受付機でサービスの種類を選ぶ必要があります。誰かに聞くか、分からなければ『Outros serviços』(その他のサービス)を選んでおけば大丈夫です。

送り方

送りたい荷物を持って『Eu quero enviar isso para o japão.』(エウ ケロ エンヴィアー イッソ パラ オ ジャパオン)と言って、質問されることを書いた紙を見せれば大丈夫です。

特に書類などに記入する必要もなく、印刷してくれる紙にサインをするだけです。

支払い方法

郵便局によってデビットカードか現金払いしか受け付けていないところもあるので注意してください。クレジットカードで払えるところもあります。

支払いが済むと、レシートと書類の控えがもらえます。

追跡方法(Rastreamento)

追跡番号はレシートの『OBJETO……追跡番号』の部分です。

ブラジル版・日本版どちらでも追跡可能ですが、ブラジルにある間はブラジルサイト、日本に到着してからは日本サイトで確認するほうが詳細が分かります。

◎追跡サービス(ブラジル)

◎追跡サービス(日本)

注意

●送るための段ボールや封筒は郵便局によって売っているところと売っていないところがあります。自分で段ボールを用意する場合、文字や広告などが書かれているものはダメなので、クラフト紙で包んだり茶色のテープで隠したりするなど、無地にしておく必要があります。

●配達日数はあくまで目安なので、大幅に遅れる可能性があります。

●日本は個人輸入の場合、内容品の価格+送料が16,666円(約604レアル)以下なら免税となるので、これくらいの値段になるときはレートによって関税がかかったりかからなかったりすることがあります。注意して内容品の価格を申告しましょう。(参考:税関『外国為替相場(課税価格の換算)』

まとめ

初めて荷物を送るときは複雑な手続きや書類の記入が必要なのではないかと不安でしたが、一度やってみると思ったよりも簡単でした。

これまで何度もブラジルから日本に荷物を送りましたが、ごくまれに大幅に遅れることがありますが、一度も紛失や破損はありませんでした。

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