チチカカ湖・太陽の島に行ってみたけど…

チチカカ湖に浮かぶ太陽の島(Isla del Sol)は、インカ帝国発祥の地と言われているそうです。

なんだか素敵な響きのこの島に、2017年の12月に行ってきました。

ちょうどこの時期に太陽の島内で民族紛争が起こっており、少し前までは立ち入りができなかったそうです。

私が行ったときには島への立ち入りはできましたが、島北部の方はまだ紛争が激しいようで、立ち入りができないという状況でした。

行き方

コパカバーナから船で行くことができます。

コパカバーナにはたくさんのツアー会社があり、それぞれが小型ボートで太陽の島までのツアーを行っています。

太陽の島だけでなく、月の島も一緒に訪れることができるツアーもありますが、その場合太陽の島に滞在する時間が30分ほどしかなくなってしまうため、私たちは太陽の島だけを訪れるツアーにしました。

ツアー当日

コパカバーナのチチカカ湖畔に集合、船に乗り込みました。

乗客は全部で12人ほど。

しかし、時間になっても出発する気配がありません。どうしたのかと尋ねても、何かを待っているということしか分かりませんでした。

いつになったら出発するのか分からないまま1時間ほど待つと、1人の男性がタンクを持ってやってきました。

どうやらガソリン待ちだったようです。

そういうのって前日に準備しておくもんなんじゃないのか…?

そうして太陽の島に向かってようやく出発したボートですが、これがまたすっごく遅い。

スピード規制でもあるのか分かりませんが、ものすごくゆっくりしか進まないのです。

距離的にはおそらくそれほど遠くないはずなのですが、1時間ほどかかってようやく太陽の島に到着。

船を降りて入島料を支払います。

船はそのまま月の島へ行き、帰りに私たちを拾ってくれる手はずになっています。

船着き場のそばの丘にはホステルが並んでおり、景色がよさそうです。

街は階段を登った先にあるようです。

地図がありましたが、古いしアバウトすぎて、何も参考になりません。

どこに観光スポットがあるのかもよく分からないまま階段を登っていきます。

階段の途中にはアルパカや馬なのどの動物や、お土産を売るおばちゃんや子供たちがいます。

ホステルやレストランなどもいくつかありました。

展望台を目指したいのですが、途中には地図も看板もなく、現地の人に聞くしかありません。

階段を登り切って左の方向に進んでいくと、ただっぴろい平野の中に石でできた展望台を見つけることができました。

さらに奥に進むと、もう一つ同じような展望台があります。

ここからは現在立ち入ることができない島の北の方や、チチカカ湖を一望することができました。

他の観光客の話によると、その立ち入れない北部に有名な遺跡があるのだとか。残念。

さて、次はお寺があるという情報を聞きつけ、そちらに向かいます。

ホントにこの道で合っているのか?と疑問になるような林の中を進んでいくと、ありました。

いや、お寺なのか…?

お祈りや儀式をする場所のようです。

ここからもチチカカ湖を見渡すことができました。

帰りに石でできた可愛らしい教会を見つけましたが、残念ながら中に入ることはできませんでした。

階段を降りて港に戻ると、まだ時間が結構残っていました。

港には小さなお土産屋さんがあるくらいで特に見るものもなく、少しお昼寝をしました。

そして再びあの超ゆっくりな船でコパカバーナに戻ります。

なんだか素敵な名前の島に期待して行ったのですが、特にこれと言って目を引くものはありませんでした。

紛争のせいで島の北部に行けなかったことが原因かもしれませんが…

他の旅行者によると、島の北部の方に見どころがあるそうです。