【2018年最新!】ブラジル観光ビザを延長する方法
2018年1月からブラジルで電子ビザ(e-Visa)の発給が始まり、以前は領事館まで手続きに行かなければならなかったのが、オンラインで簡単に申請できるようになりました。
以前のビザ(領事ビザ)も引き続き申請することができ、電子ビザとは規定が少し違うので、自分の滞在目的に合わせて申請する必要があります。
先日、領事ビザの延長手続きに行ってきたのでその方法を説明します。
もくじ
電子ビザと領事ビザの違い
ポイントは、滞在可能日数です。
どちらのビザも年間の滞在日数が90日以内となっていますが、領事ビザは現地で延長すればさらに90日間、最高180日間滞在することができます。
なので、90日以上滞在したいのであれば、領事ビザが必要となります。
また、有効期限が領事ビザは3年、電子ビザは2年となっていますが、毎年、90日以内の範囲で訪れたい場合は、電子ビザの期限切れ後に再取得する方が費用は安くすみます。
なので、年間90日以上滞在したいという場合以外は電子ビザで十分です。
必要書類
①パスポート
②入国カード
③申請書
④支払い領収書
⑤滞在できる資金があることの証明書
⑥出国航空券
⑦観光中であることを証明するもの
①パスポート
念のために写真のページをコピーしていきましたが、必要ありませんでした。
②入国カード
入国時に記入したものです。
③申請書
現地でも作成可能だそうですが、事前に記入して行く方がスムーズです。
→申請用紙(Word)
④支払い領収書
支払いページから支払いできます。私は申請に行く前にいくつかのウェブサイトで支払いリンクに飛ぼうとしたのですがどれも表示されませんでした。
当日窓口でスタッフに聞くと、エアポートホテルでできるはずだと言われて行ってみると、確かにリンクが開けました。何人かがネットで書いていたのとはURLが少し違ったので、最近変更されたのかもしれません。
エアポートホテルの場所はフェデラルポリスに行く途中に必ず通るのでわかるはずです。中に入るとパソコンがあり、そこで印刷とコピーができるようになっていました。
簡単な検索方法は「federal police brasil」→左のメニューからSERVIÇOS内の「GRU」→アイコン右上の「ESTRANGEIROS/IMIGRAÇÃO」→「3.Pessoas e entidades estrangeiras」です。
名前、住所等を入力し、「Codigo Receita STN」の横の虫眼鏡を押すと金額が指定できるので、上から3番目の「PEDIDO DE PRORROGACAO DO PRAZO DE ESTADA」を選びます。
Unidade Arrecadadoraは支払い先なので、ビザ延長手続きをする場所を選択します。リオデジャネイロ空港の場合は「RJ(1058)DELEGACIA DO AEROPORTO INTERNACIONAL – GALEÃO/RJ」です。
全部入力して「Gerar」を押すと、バーコード付きのPDFが印刷されるので、それをもって空港内の銀行に払いに行きます。また、郵便局や宝くじ売り場、ブラジルの銀行口座があればインターネットでも支払えます。
⑤滞在できる資金があることの証明書
これが一番入手が大変だと思います。事前情報では、銀行の残高証明書やクレジットカード、クレジットカードの明細書などだということでしたが、申請する地域やスタッフによって様々なようでした。
クレジットカードのみでよかったり、明細書に限度額が表示されていればOKのこともあれば、いくら資金があるかを証明することはできないのでクレジットカードは却下されることもあるようです。
私はクレジットカードの利用明細書をダウンロードしてましたが、すべて日本語で書かれているのでグーグル翻訳でポルトガル語にしました。しかし、カード番号がセキュリティのために一部隠されていたのと、肝心の名前が漢字表記なので変な風に翻訳されてしまったので、使えそうにありませんでした。
次に私は、新生銀行(ネットバンク)の残高証明書を準備したのですが、名前が漢字表記のみなので自分のものだと証明することができないと気づきました。しかもPDFでしか表示できず、グーグル翻訳を使うことができませんでした。
本文をコピーして翻訳して別のシートに貼り付けようかとも考えましたが、それは改ざんになるのではないかと不安になったのであきらめました。そもそも海外の銀行の残高証明書が本物かどうかなんてどのように判断するのだろう?と疑問が浮かびました。
結局、新生銀行のキャッシュカードにはローマ字で名前が表記されているので、その日本語の残高証明書の番号とカードの番号が一致していることをアピールすることで私の場合は受け付けてもらうことができました。
念のために日本語とポルトガル語翻訳のクレジットカード明細書も提出しましたが、これに効果があったかはわかりません。
⑥出国航空券
名前・日時・便名が明記されていることを確認しましょう。場合によっては領収書の提示を求められることもあるそうです。
私はもともとブラジルで結婚して永住ビザを取得するつもりだったので、出国航空券がありませんでした。しかし、ビザ申請時に必要なので、一番安いスリナミ行きの航空券をダミーとしてUSD110で購入しました。そしてそれを今回+USD85で日程変更しました。
おそらく航空券も日本語表記のみでは認められないと思われます。日時と便名、行先が分かってパスポート番号が一致していれば受け入れられるかと思いますが、できれば英語表記のものがいいと思います。
また、私のチケットは2018年6月3日のものだったのですが、6/3/2018と表記されていました。ブラジルでは月/日/年の順番に表記されるので、3月6日のものだと勘違いされてしまいました。
私はあらかじめそれを予想していたので、Juneと英語で表記されているページも印刷していたので、納得してもらえました。
⑦観光中であることを証明するもの
何それ?って感じでした。ネットでは誰もそんなこと書いてなかったので驚きましたが、ブラジル内を観光しているからビザを延長する必要性があるということを証明しなければならないそうです。
私はたまたま2週間後にイグアスの滝に行く予定をしていたので、その航空券を印刷すればいいと言われました。
おそらく旅行の日程表や国内航空券、バスチケットなどでいいのではないかと思われます。
申請場所
申請場所ははリオデジャネイロの場合は国際空港にあるパスポートオフィスのみです!各地にあるフェデラルポリス(連邦警察署)でできると聞いていたので私は家から近いところに行ったのですが、ビザ延長手続きができるのは空港だけだと言われました。
パスポートオフィスは空港のターミナルの隣の建物の2階にあります。ターミナル内の「Passport」という表示にしたがって10分ほど歩けば到着します。
延長できるのは何日間?
延長できる期間ですが、延長を申請した日から+90日間という説と、初めのビザ有効期限90日+90日間の計180日間という説がありましたが、私の場合はどちらでもなく、出国航空券の日にちまででした。
安い航空券を狙ったため、180日より少し早めの日にちにしていたので、合計滞在可能日数が163日になります。なので、もしかしたら申請すれば180日以内であればもう一度延長できるのかもしれません。(定かではありません)
まとめ
事前の情報と違うことがあり、延長手続きが厳しくなっているのかなと思いました。
申請場所によって必要書類が異なる可能性があるので、特に滞在資金の証明に関する書類はできるだけ多く集めておく方が無難です。日本語表記のものは自分のものだと証明できるようにしておきましょう。
観光を証明する書類に関しては求められない可能性もあるので、必要だといわれたら国内の安い航空券かバスのチケットを買うなどして、エアポートホテルで印刷すればいいと思います。
手続きには4時間ほどかかります。私は朝9時半に到着し、手続きが終了したのは13時半でした。噂に聞いていた通りスタッフは英語を話さないので、ポルトガル語を通訳してくれる人と一緒に行くことを強くお勧めします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません